分子イメージング科学研究センター(CMIS)では、大学や企業の研究開発において、分子イメージング科学を取り入れ、有効に活用していくための情報発信と啓発に力を注いでいます。 その一環として2011年7月28日（木）・29日（金）に、神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター C棟オーディトリアムにて、「分子イメージングサマースクール2011」を開催いたしました。


　今年度のプログラムは分子イメージング技術、特にPET（陽電子放射断層撮影法）やMRI(核磁気共鳴画像法)の活用について、創薬開発研究や疾患診断研究、さらに臨床開発への応用までを網羅しており、理化学研究所はもとより、わが国の大学・研究機関で分子イメージング研究を強力に推進されている第一人者の先生方に講義いただきました。
　医薬品企業や医療機器メーカー、医療関係者、大学の研究者など約110名の方々が参加され、各講義では創薬開発に組み入れるPET薬剤の選定法や今後の展望、PET画像の撮像法の詳細や信頼性についてなど多くの熱のこもった討論が繰り広げられました。

分子イメージングサマースクールが皆様のご研究にお役立ていただけるものとなれば幸いです。
また、研究成果の実用化には、医薬品企業をはじめとする産業界とアカデミアとの連携がますます必要とされておりますので、引き続き皆様のお力を賜りたく、ご指導・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。